法人・経営者向けの資金調達方法は、政策金融公庫・ビジネスローン・ファクタリングがあります。特徴を比べてみました。
政策金融公庫 | ビジネスローン | ファクタリング | |
---|---|---|---|
調達先 | 国 | 銀行・ノンバンク | 専門会社 |
仕組み | 借入 | 借入 | 売掛金売買 |
対象 | 1期目〜 | 2期目〜 | 1期目〜 |
調達額 | 500万円程度 | 500万円〜1,000万円 | 数百万円〜3億円 |
期間 | 数日間 | 数日間 | 最短即日 |
手数料 | 2%程度 | 8%〜18% | 1%〜30% |
特徴 | 優遇金利 | 柔軟審査 | 最後の砦 |
政策金融公庫で300万円借りました
政策金融公庫は様々な融資制度による優遇があり、私は「新規開業資金」の特別金利(2.25%→1.85%)で300万円借りました。
(詳細)政策金融公庫の借入結果
公庫側も貸し出しノルマがあり税理士協会と繋がっているため、顧問税理士の紹介で三者面談をしたら融資前提で円滑に話が進みました。
そのため融資制度に該当したり紹介ルートがある場合におすすめだと思います。
ビジネスローン審査は1期分でも大丈夫
ビジネスローンは銀行やノンバンク(銀行以外の会社)が提供していますが、ノンバンクは融資専門の会社なので審査が柔軟です。
実際に会員数4万人以上の人気ビジネスローン「AGビジネスサポート」では、通常2期分必要な書類は「無ければ1期分でも大丈夫」と言われました。
ファクタリングで即日調達はあたりまえ
ファクタリングは請求済みで入金前の「売掛金」をファクタリング会社に買い取ってもらい、最短即日で資金調達できる仕組みです。
ローンではないため審査落ちや滞納があっても調達できる可能性があります。
(参考)ファクタリング調達のポイント
契約は面談・郵送が一般的ですが、交通費は実費になることが多いです。
そのためコストと調達までのタイムラグが発生してしまいます。
ですが最近では出張無料・ウェブ完結できる企業もあり、即日調達はあたりまえになってきています。
資金調達方法のまとめ
資金調達方法についてまとめます。
- 政策金融公庫:優遇金利がありがたい。税理士などの紹介があるとベター。
- ビジネスローン:審査が柔軟。必要書類は1期分でもまずは相談してみる。
- ファクタリング:ローン審査落ちの最後の砦。最短即日はあたりまえ。
1期目からすぐ申し込めるビジネスカード
またビジネスカードに関してはアメックスとダイナースに担当者がいますが、アメックスは1期目から申し込み可能と教えてもらいました。
(詳細)アメックスのメリットと選び方
ビジネスカードは年会費を経費計上できますが貯まったポイントは売上になるので、個人カードを持つことで貯まったポイントを非課税にすることもできます。