まずファクタリングの取引手数料は非課税です。
ファクタリングは企業の売掛債権を一定の手数料を徴収して買い取るため、金銭債権の譲渡受けに該当するからです。
そして手数料割引料の適正さはファクタリング会社の信用に繋がります。
ここから手数料の相場、内訳、手数料を下げる交渉術をみていきます。
(ファクタリング手数料)
- 2社間=売掛債権額の10%~30%程度
- 3社間=売掛債権額の1%~5%程度
(金額ベース)
- 1億円以上=15%~
- 5000万円~1億円未満=18%~
- 5000万円未満=20%~
(手数料内訳・2社間)
- 登記費用=40%
- ファクタリング会社の取り分(人件費含む)=35%
- 紹介料=15%
- 印紙代等=10%
(登記費用)
- 債権譲渡登記および抹消登記事務代行報酬
- 債権譲渡契約書作成事務代行報酬
(印紙代明細)
- 債権譲渡契約書印紙代:200円
- 登録免許税(債権譲渡登記):7500円
- 登録免許税(抹消登記):1000円
- 登記事項証明書交付:500円(オンライン)
- 振込手数料:100円~864円
- 他、事務手続き費用・日当・交通費等
固定費用だけでも10万〜15万前後はかかることになります。
そのためこんな会社は注意が必要だと判断できます。
- 手数料が30%以上
- 2社間で10%未満
- 登記関連の金額がおかしい
- 明確な手数料を事前に教えてくれない
また手数料を下げるために、こんな交渉文句を使っています。
- 次も利用しようと考えています。
- 数ヶ月は継続してお願いしようと思います。
- ちょうどまとまった大きな金額の売掛金があります。
最初に少額でも取引して信用履歴を作る前提で言ってみることが、割引率を上げるひとつのコツだと思います。